ADHDの私が家族で台湾に行くことに決めました
事の発端は、夏期休暇を取って8月31日〜9月2日に香港にコンサートを見に行く計画を立てていたのですが、コンサートのチケットが4〜5万するので旅費が10万以上になり、周りの友人も誰も行かないし、そこまでして行く価値は無いなと思い始め、でも夏期休暇の申請は上司の決裁済みで三連休だし、コンサートの日に何もしないのは嫌だ!と思い、せっかくだったらそのお金で家族で台湾旅行に行こう!と思い立ったのです。
何故、台湾かと言うと、昨年、台北に行った時に食べた逸仙樓の北京ダックの美味しさに感動し、家族にいつかご馳走してあげるとずっと言ってたからです。
ここの北京ダックは本当におすすめです。美味しい食べ物にあまり関心がない私でも、ここの北京ダックの美味しさは今でも覚えています。お値段も日本円で5000円くらい(だったはず?)でリーズナブルです。当日、現地のお店に行って予約しないといけないのが少し賭けですが、家族に是非食べさせてあげたいです。
母と女同士二人で旅行に行くことはあっても、父親も揃っての家族旅行は犬を飼い始めてから長らく無かったので、実に15年振りの家族旅行になります。ダックスフントを2匹飼っていたのですが、1匹は5、6年前に他界し、もう1匹も1ヶ月前に亡くなりました。息子、娘が巣立った実家で、父の心の拠り所は愛犬だったはずです。そんな愛犬がいなくなって、父もきっと寂しい思いをしているだろうと思い、元気づけたくてこのタイミングで行くことにしました。結婚している兄を抜いて、三人で家族旅行に行くのは生まれて初めてなので楽しみです。
ADHDの衝動性とそのコントロール方法について
ADHDの私は衝動性が強く、思い立ったが吉日と物事をあっという間に決めてしまいます。良く言えば、行動力や決断力のあるタイプなのですが、デメリットや注意すべき点など何も考慮せずに突き進んでしまうので、やってみて失敗することも多くあります。とりあえずやってみてから考えるので、幅広く手を出すのですが、何事も中途半端になりがちで物事を最後までやりきるという事がなかなか出来ません。
そんな私が旅行に行くと決めたら、数十分後には全て決まってしまいます。慌てて損をしない、熟考して物事を判断するためにも、何かいいことがひらめいたら、まずは誰かに話して相談するようにしています。自分自身のコントロールが難しいのであれば、他人を利用して衝動性をコントロールするようにします。人に話すことで一呼吸を置くという大事なプロセスを心がけるようにしています。
一番身近な存在である母親によく相談するのですが、今回、母親が挙げたクリアしなければならない問題点は次のことでした。
①両親の休みが取れるかどうか
②父親は新しくパスポートを取らなければならない
③父親が日本を留守にするため、祖母への根回し
④海外旅行に不慣れな父親に配慮した旅の設定
以上のことを先にクリアしなければいけないよと教えてもらったので、早速一つずつ問題を解決することにしました。まず最初に父親に電話をし、了承を得て、次に祖母への根回しをしてから、フライトやホテルを予約しました。
旅のスケジュール
1日目
お昼過ぎに台湾到着
ホテルにチェックイン
逸仙樓に北京ダックの予約をしに行く
その後、台北市内を自由行動
逸仙樓で北京ダック
2日目
台北市内を自由行動
16時にホテル集合
専属ドライバー、ガイド付きのタクシーで九份へ
九份観光
その後、士林夜市へ
士林夜市散策
ホテルまで送ってもらい観光終了
3日目
(台北の朝ごはんを食べに早起き)
10時には出発
11時過ぎには空港到着して、チェックイン
昼過ぎ発の飛行機搭乗
17:15帰国
だいたいこんな流れになっています。
北京ダックを食べれるチャンスが初日にしかないので、きちんと予約できてご馳走できるかがとても不安ですが、前回は当日予約出来たので大丈夫だと思います。
一人で旅をするいつもならLCCを利用するのですが、両親、特に海外旅行に不慣れな父親に配慮して、今回はエヴァー航空を選択しました。個人的に、エヴァー航空はサンリオの可愛いラッピング飛行機があるので、それに乗れたらいいなと思っています。明日、座席の確認をします。お昼は早めに日本で出国前に食べて、機内食もあるのでそれで済ませようと思います。
ホテルはアクセスの良い台北駅の目の前のホテルにしました。朝食のビュッフェもついているみたいです。写真をみた限りでは綺麗なホテルだったのですが、レビューを見ると少し古びた感じがするのでちょっと不安です。隣の部屋の音が聞こえずに静かに過ごせたらいいのですが…。(以前、母親とソウルのインペリアルパレスホテルに泊まった時に苦い経験があります。)
台北は何度か訪れているのですが、実は九份に行ったことがなく、このいい機会を利用して初めて九份に行ってみます。九份へ行くには少し距離があるので、こちらも一人なら交通機関を乗り継いでローカルな旅を楽しむのですが、父に配慮して、専属ドライバー、政府公認の日本語ガイドをつけてVIPな旅を味わおうと思います。九份ではずっと欲しかった念願の花文字のお店に行きます。また、九份観光後は士林夜市にも行きます。どちらも私の語学レベルでは楽しめなかった場所ですが、日本語ガイドさんがいるので今回は安心です。
台北の朝を楽しんだことがないので早起きして満喫したいのですが、2日目だと長い一日になってしまうし、最終日の朝はゆっくり出発してもいいかなと迷っています。台湾の夜は遅く、朝は早いので目一杯満喫したいですが、父を疲れさせないようにしたいです。
自由行動が初日と2日目にあるのですが、ぶっちゃけ台北は観光するところがあんまり無いと思っている私なので、これといって特に行きたいところはありません。2日目は台北101にでもいってみようと思っています。あとはガイドブックを見て、母が行ってみたいところに行こうと思います。
今回の旅の目的はあくまでも美味しい北京ダックを食べようでしたが、せっかくの機会だからとオプションを追加したら私のボーナスの倍のお金が消えました。でも、本当に楽しみです。現地のお小遣い予算は6万円程度で済ませようと思います。日程が近くなったら、海外旅行保険に入ることも忘れないようにします。
素敵な旅になりますように。