MISSING PUZZLE

ADHD(発達障害)の私がブログをはじめてみました。

【ADHD】6月通院記録(6/23)

 

スケジュールがなかなか合わず、2ヶ月ぶりにはなりますが、主治医のところへ定期診察に行ってきました。

 

現在、服用している薬

 

エビリファイ錠3mg 1錠 1日1回朝食後

気持ちを落ち着かせる

 

②ルネスタ錠8mg 1錠 1日1回就寝前

熟睡できるようにする

寝つきを良くする

 

③ロゼレム錠8mg 1錠 1日1回就寝前

寝つきを良くする

 

リスパダール内服液 1m 1日0.5ml就寝前

気持ちを落ち着かせる

 

⑤桂枝加芍薬湯エキス錠 12錠 1日2回昼・夕食前

お腹の痛みを和らげる

 

⑥クエチアピン(セロクエル) 25mg錠 1回2錠 不安時(頓服)

気持ちを落ち着かせる

 

薬の種類はかなりありますが、母親のサポートのもと、ほぼ毎日きっちり服用できています。夜は3種類服用していますが、ぐっすり眠れるので手放せません。朝と食前の薬はイマイチ効いているのかは分かりませんが、飲まなくなった時に異変が起こるのが怖くて飲んでいます。

 

個人的には⑤の漢方薬が処方されるまで調子は良くなってきているのか!と喜んでいましたが、改めてお薬手帳を見てみると、お腹の痛みを和らげる薬…?調べてみると桂枝加芍薬湯エキス錠にはこんながお薬みたいです。

 

「桂枝加芍薬湯」はこんな方に!

便秘・下痢を繰り返すタイプ

「体力中等度以下で、腹部膨満感のあるもの」

例えば・・・

  • 便秘になったり、下痢になったりする方
  • おなかが痛くなってトイレに行くのに出ないという方
  • 腹部膨満感がある方
  • 「桂枝加芍薬湯」はどんなふうに効くの?

    便秘や下痢を繰り返すときは、体の「気」「血(けつ)」のバランスが乱れた状態です。

    「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」は、「桂枝湯」の芍薬を倍にした処方。「気」「血(けつ)」のバランスを整えることで、正常な便通へと導きます。

     

    漢方用語解説
    目に見えないが人の体を支えるすべての原動力のようなもの
    全身の組織や器官に栄養を与えるもの

     

【漢方解説】桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)|漢方セラピー|クラシエ

 

…あれ?こんな薬なの?確かに便秘症ではあるけど…。てっきり精神に効く薬だと思って飲んでました。何も知らないで薬を飲んでいるって怖いですね。次回の診察の時に必要なのかどうか、主治医に相談してみようと思います。

 

先日、パニックになった時に頓服薬のセロクエル(ジェネリックではクエチアピン)を服用したのですが、主治医の言っていた通り30分ほどでよく効きました。逆に言うと、薬が効き始めるまでの30分間は辛いです。でも、そんなすぐに効きすぎる薬は危険ですよね。通常時に飲むと、私は眠気と身体の怠さに襲われます。他にも太るといった副作用があるそうです。ちなみに、セロクエルをOD(薬物過剰摂取 )して自宅で我を失ったこと、以前の職場で倒れて救急車に運ばれたことがあります。その節は、ばやしこさんに大変お世話になりました…。

 

ADHDに効果的と言われるストラテラコンサータも服用していたこともありましたが、副作用の吐き気や薬をきっちり飲む習慣が無かったこと、薬に対する考え方も良くなかったので挫折しました。今は仕事上、集中できるような覚醒系の薬が欲しいのですが、ODなどの前科があるため、今はまだ出してもらえません…。

 

効果を実感したいなら、薬をきっちり飲む習慣をつけることは大事だと実感しています。あと、基本的に安定剤は身体を強制的に休ませるためのものだと思うので、眠くなったり、身体が怠くなったりするのに抗わず、薬を飲んだら寝る!のが最良だなと思います。

 

 

通院記録をつけはじめました

 

毎回、ただなんとなく診察を受けているだけではあまり意味がないなと思ったので、通院記録をつけはじめました。カウンセリング記録も兼ねているので、あわせて自分の状態の変化をみることが出来ます。

 

今回の診察で話したこと

 

・6月の人事異動

 

・人事から頼まれた情報提供依頼

 

主にこの2点について話しました。やはり、仕事を始めると仕事中心の生活になるので、仕事についての話になります。主治医とカウンセラーの先生もどうやって1日でも長く今の仕事を続けるかということに重きを置いています。

 

そんななか、先月、産業医と人事から私の発達障害について情報提供を依頼したいということで、情報提供依頼書というものに署名、捺印をしました。人事は、その依頼書を郵送して主治医からの情報提供を得ようとしましたが、病院に電話してその旨を伝えると、個人情報なのでいくら本人の了承の元でも教えられないということでした。いい病院に通ってて良かったと思えました。そして、仕方がないので、私が今回、診察を受ける際にその情報提供依頼書を持参して、主治医に書いてもらうという運びになりました。

 

上司にいたっては、速達で送ってもらうことはできないのかと言っていて、発達障害をすぐにでも治る病気か何かだと勘違いしているのかという発言がありました。6月から人事移動して上司も変わりましたが、その上司も私の発達障害を病気だと言い換えたことがあります。これはもう立派なパワハラなのでは?と、ADHD発達障害を理解のない人たちにモヤモヤする日々です…。

 

 

情報提供依頼書は書けない

 

 

結論として、人事が面談に来い!ということでした。

 

産業医保健師、人事、上司を含め、発達障害を全く理解していないように見受けられる。そんな人達に対して、文章による回答は本人にとって不利な状況を招かざるを得ないし、文章による回答を悪用されかねないので、個人情報を一切教えられない。ましてや、電話での情報提供をもってのほかである。だから、情報提供依頼書なんてものは書けない!と主治医はかなりご立腹のようでした。君もよく何も分からず、この書類に署名、捺印したんだろうと言われ、ハッとしました。

 

実は、情報提供依頼書の話を聞いた当初は、主治医の意見もきちんと聞いてもらえるんだ!と嬉しく思っていましたが、6月の人事異動も含め、ADHD発達障害に理解の無い人達にどれだけ情報を伝えたとしても、正しく理解してもらえないことには間違った方向にばかり物事が進んでいくということを痛感していました。

 

主治医は相手がどれだけADHD発達障害について理解しているかということを踏まえた上で、面と向かっての情報提供は可能だと言いました。目から鱗でした。17歳の頃に主治医にADHDと診断されてから、一時期、期間は空いてしまいましたが、長年お世話になっている主治医です。この先生に一生お世話になりたいと思っていますが、それなりの年齢の方なので、これから先、先生がいなくなった時が今から不安で仕方ないです。

 

精神的な障害、病気は先生との相性というものが非常に重要となってくるので、今まで色んな先生に診てもらってきましたが、結局、現在の主治医に落ち着きました。新しい先生に診てもらうというのは、今までの自分の過去を掘り起こして特性やアプローチを理解してもらい、今後どうしていきたいかというビジョンを伝えないといけないので、何回も通院してやっと信頼関係が築けるのです。カウンセラーの先生にも同じことが言えます。

 

 

今回の人事異動は合理的な配慮でもなんでも無い

 

 

むしろ、不得意としている分野を無理にやらせようとしているので、特性を全く理解していない。実際問題として、過食や嘔吐など本人に重大なストレス負担になっている。発達障害には事務型、窓口型とあるが、本人はADHDで窓口型で、現在のような細かい間違いをチェックするような業務には向いていない。

 

一番向いているのは、ひらめきやアイディアを活かすことができる仕事で、マイペースに作業できるということが大事。

 

一番向いていないのは、人と話すことなく黙々と細かい(チェック)作業などを行う業務。

 

産業医は、発達障害をよく理解せずに頑張ればできると思っている時点で、医者として全く知識が無いので、人事として専門医のアドバイスを聞くべき。本人のやる気次第で出来る出来ないという問題では無いのが発達障害であり、その偏見こそが本人を困らせ、ひいては業務を滞らせると思う。

 

以上が主治医の見解でした。

 

今回の診察は同伴者無しの一人で受けたのですが、次回は同伴者の大切さについて書きたいので、同伴者付きで受けようと思います。

 

月曜日になり、早速、人事にこのことを伝え、情報提供依頼書を白紙のまま返し、早急に主治医面談を行いたい旨を伝えたところ、来週中に主治医面談が実現しそうです。しかしながら、大きな人事異動は来春にならなければ不可能に近いので、これからの現状があまり変わらないかなという気もしますが、少しでもこの状況から抜け出し、ADHD発達障害について理解してもらい、いい方向に物事が進めばと思っています。

 

病院は職場からかなり遠いので、半日は完全に潰れてしまうのですが、こういった場合、有休消化になることは無いとは思いますが、どのような勤務になるのかが少し不安です。

 

そもそも、私は障がい者雇用枠で入ったわけでは無いのですが、採用前に人事に提出する書類上の手続きで精神障害者保健福祉手帳の提出を余儀なくされ、その結果、人事からの提案でADHD発達障害を公表することになりました。公表すると、合理的な配慮がある、また昇給には何も影響しないと聞かされていましたが、公表して実感したことは、理解の無い人達にいくら伝えたところで、仕事において何か見えないもので線引きをされ、間違った方向に発達障害を解釈され、伝えれば伝えるほどに職場で孤独になっていくということでした。面談の度に、一生懸命、より多くの情報を伝えようとしているのですが、そうしているうちに自分はすごく我儘を言っているのでは無いかという錯覚に陥ってしまいます。

 

そんな時にはこの言葉を肝に銘じます。

 

「(前略)すべてADDのせいにするんだろ?」というような返事が返ってくることもあります。そのときに答えるべき自己主張のある返事は、次のようなものです。「僕(わたし)は、ADDを抱えていると伝えることで、自分の責任ははたしているんだ。ADDがあるからといって自分の行動が許されるとは思っていないが、このような行動に出てしまう理由がADDにあることは理解してもらいたい」

(大人のADD :慢性的な注意欠陥を克服するメソッド (きっと上手くいく10の解決法シリーズ)より)

 

www.sogensha.co.jp

 

人事にADHD発達障害の情報開示を打診された当初は、公表するかどうか悩んだのですが、友人に相談したところ、何かあってから実は私はADHD発達障害でしたと言うのはあとだしジャンケンみたいで嫌だと言われました。全くもってその通りだなと思い公表を決心しましたが、こんな大事になったり、話したところで自分が周りから理解されなくて苦しむくらいなら最初から言わなきゃ良かったと思うこともあります。

 

このままの状況で恐れていることは、ADHD発達障害の私は他の同期と同じように仕事が出来ずに、人事評価でしっかりと仕事ぶりを評価してもらえるかどうかということです。ずっと給料が上がらなかったらどうしようかと不安です。合理的な配慮をしているんだから、障がい者枠で雇用という給料引き下げを打診されたら最悪です。私は一般枠で採用試験をパスしたので、絶対にありえない、あってはならないことだと思いますが、そうなってしまったら裁判沙汰ですね。

 

 

次回の診察は7月28日ですが、来週には主治医面談が予定されています。現状打破に繋がり、今の部署からまた人事異動があることを楽しみにしています。